ありません。

「ありません。」
①あなたにとっての「世界の終わり」をイメージさせる作品を一つ挙げてください。
ありません。
②そこに描かれているのはどんな“終わり”のイメージでしょうか。
仏教には「世界のおわり」という終末論的、あるいは黙示録的な観念がありません。多くの構成要素でできあがっている「世界」は、その要素自体が常に移ろいゆく存在であり、常住ではありません。
「世界」自体も変化を続けつつある運動体であり、私どもの住む「世界」以外にも多くの世界が多元的に存在すると考えられます。「時間」も一方向に終末に向かって進行する単線ではないのかもしれません。
このため、作品は思い浮かびません。
③この世界の終わり、あるいはご自身の終わりについて、どのような意識をおもちでしょうか。またそれは、3月11日東日本大震災以降、変化したでしょうか。
天災により周囲の環境が激変することはあるかもしれませんが、それは自然の営みの因果関係(仏教でいう縁起)によるもので、生物の集団・個体はもちろんその関係性の中で生命を与えられた有限な存在です。
それ故にそれぞれの生を大事にしなければならず、大震災は改めてそれを教えた、辛くしかも実存的な事象でした。



